長崎でシロアリ駆除ら長崎市の白蟻駆除専門ダイワシロアリ

新築時のシロアリ対策|長崎県長崎市の有限会社大和白蟻研究所

2013-06-24

シロアリの排除より、シロアリが居ても対処しやすい家を
ヤマトシロアリは日本に昔から広く生息しているソロアリですが、かつての日本の家屋はヤマトシロアリとうまく付き合うことが出来る家でした。
それは、部材が露出し、被害が早期に見つかり、メンテナンスが容易、しかも床下の生物のバランスもありました。
ヤマトシロアリは分散型のシロアリなので、一旦駆除された場所に再びやって来て住み着いたりしません。多くの場合、駆除は予防でもありました。そうしてシロアリが床下にいても人の住む民家は倒れなかったのです。
今よく見られるのは、乾燥してはいても一旦シロアリの侵入を受けると対処出来ない家です。床下がない家や床下が低すぎる家、柱が密閉状態の家、土間周りが複雑な家、デザインだけで無理なリフォームをした家などなど・・・
もちろん、家を建てる時には何らかの薬剤処理をするかもしれません。しかし、こういう建物では二度と処理のできない部分が多く占めます。そして薬剤は永遠に効くわけではないのです。ところが、居住者はこの構造と永遠に付き合うのです。
建てる時の判断は極めて重要です。この点では数多くの現場を経験しているシロアリ技術者の判断は大いに参考になります。

イエシロアリ地域では建てる前から駆除型の対策を
一部過密な地域を除けば、イエシロアリは集団が大きいだけに新築に際しては予防的な薬剤処理よりも駆除にこそ意味があります。
とくに旧家屋にイエシロアリ被害がある場合、家屋の取り壊しの前に駆除を行うことこそ最も効果的な予防措置となります。
これをせずに薬剤による予防を行った場合は、数年で新築家屋に被害が出やすくなります。駆除されてなければイエシロアリは強引に侵入してくるのです。
駆除が成功していればあとは定期点検によってシロアリの動きを早めにキャッチして早めに対応すればいいのであり、この点でも家屋が点検しやすい構造、侵入が察知しやすい構造なら対応がより的確にできます。
また、隣近所との良好な関係の維持も駆除に際しては大きな助けとなります。

乾材シロアリ地域では点検しやすい構造を
アメリカカンザイシロアリやダイコクシロアリなどの乾材シロアリは、建物のどの部位に生息するかわかりません。柱や土台はもとより、障子の桟、羽目板、タンス類、装飾品、畳など多様で、しかもそれらに接するものは木材以外でも加害されます。
羽アリは1年中飛び(コロニーによってまちまち)、しかも1頭1頭の営巣率はヤマトシロアリなど土壌性シロアリと比べて格段に高く、隣近所から飛んできていきなり木材に入り込みます。
したがって乾材シロアリ地域では、侵入を阻止できないこと、一定の被害は覚悟すべきことを前提に家を建てなければなりません。そしてそのうえでいくつかの対策が考えられます。
まず複雑な構造あるいは木質系の外壁やデッキは禁物です。そして各階の天井裏から床下まで点検可能にする工夫が必要です。吹き抜けや手の届かない開放型の天井は避け、容易に天井の部材に手が届くような構造とし、柱も露出型かまたは内壁材の取り外しや補修が容易な構造が必要です。
万が一侵入された場合は、微量とはいえ薬剤を室内で使わざるを得なくなることもありますので、化学物質に過敏な方は建築地の選定や家具類の移動には慎重であるべきです。対策の多様性を束縛するような高気密住宅は建てるべきではありません。
また、「塗料をしっかり塗ればいい」とか「薬剤処理されているから」という素人判断は禁物です。実際の現場では、塗膜の厚いピアノでも被害があるし、高濃度のホウ素系薬剤を塗った木材でも1年で羽アリが営巣しています。
ただ、この種のシロアリの被害で家屋の強度が低下することはまずありません。定期駆除によって徐々に減らすことは可能ですので、新築時からこのシロアリに詳しい技術者に相談できる関係を作ることが大切です。
一般に言われる乾材シロアリ生息地域は県単位でも市単位でもなく、ある一定の区域に生息しています。自分の居住地が県としては生息地域だとしても必ずしもこのシロアリが付近にいるわけではありませんので、具体的には技術者に相談すべきです。

シロアリ駆除のことなら、長崎県長崎市の有限会社大和白蟻研究所にお任せ!

←「」前の記事へ 

 次の記事へ「」→